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書店幻想

 書店を幻想の中で設計してみます。

 こんな本屋さんがあったら面白いなぁ、など。

 幻想ですので、細かい部分は霞の内にあります。

 この書店で実際に経営できるかどうか、は置いといて、夢に渡す夢から夢の橋のような話です。

 このページでは、もうすでにあるかも知れないし、どこにもないかも知れない幻の中の本屋さんを設計してみます。上記の通りこの創作には余白がたくさんありますので、併せてご想像をお楽しみいただけたらと思います。

(※書いている途中で前に書いた内容が変更される場合がありますが、ご了承ください。)
(※「フランチャイズ型コンビニ書店」はコンビニチェーンとの提携を空想していますが、飽くまでこちらは幻ですので、実際にコンビニチェーンさんとお話ししているわけではありません。幻としてお楽しみください。)
(※書き終えた後、実際に書店を開業したらどれくらいお金がかかるか、試算をしたサイトのリンクを探してみて、見つかったらリンクを張り付けてみます。)

 最終更新行は太字としました。また見出しが太字の場合、そのテーマの詳細には新しく書かれた内容を含みます。

 ぼちぼちの更新です。お待ちくださいませませ。


      目次

    1. 独立開店型店舗
    2. フランチャイズ型コンビニ書店
    3. お金のこと
    4. 管理人から




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ーー独立開店型店舗ーー


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  ー基本情報ー


■営業時間
11:00~20:00 くらい。
(お昼から夜早い頃まで。)

■定休日
不定休

■本の取り扱い
・新本
・古本
・同人誌などの個人制作物
・新聞も?

■オンラインショップ
開設
(大手オンラインプラットフォームに出店するかは検討)

■本以外の販売物
検討(近場の店舗との提携も含む。)

■販売以外の業務
・雑誌の定額制貸出
・編集、自家刊行などの受託。および哲学カフェの主催
・電子書籍の自家発行、代行での発行
・イートインスペースの運営
・アートギャラリーの設置(時期と応募者次第)
・イベント及びチャリティーの開催

■Webによる収益
・SNSを複数活用する(例:note、Facebook、Twitterなど)
・ブログの作成(例:Bloggerなど)
・特定地域へのWebアンケートの実施によるニーズの把握


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  ー書店設計図面梗概ー

■選書について(特色のみ)

  ・新本の場合
・リクエスト選書
ー来店客の置いて欲しい本を募り、審査して置く「リクエスト棚」の設置

・小規模出版社やリトルプレスの棚
ー一段ごとに店主の選んだ小規模出版社やリトルプレスの本を紹介する棚を設置

  ・古本の場合
ー書き込みのある古本の買い取りと「書き込みありの古本棚」の設置

  ・同人誌、ZINEについて
ー自家発行誌も取り扱う
ー代行取り寄せ可能。注文はキャンセル不可

  ・新聞の場合
ー立ち読みは不可。一通り大手紙はそろえる
(地方紙も注文可となるよう交渉できるか。時間差あり? キャンセル不可?)


■電子書籍について
・編集、刊行受託も可
・代行販売の場合、自設Webショップにても売る


■「販売以外の業務」について

  〇雑誌の定額制貸出
・登録制
・同人誌・ZINEは委託販売のため除外
・1ヶ月ごとから1年ごとでの契約まで
・気に入ったなら、利用者は特価にて買い取り可
・飽くまで貸出なので、返品時の状態が一定程度以上悪ければ課金(買い取りも可能)
・返却後の雑誌は価格を安くして再貸出・もしくは古書として販売
・B to B も B to C も可能
・新聞は除外

  〇編集、自家発行などの受託。および哲学カフェの主催

  ・編集、自家発行などの受託

・編集の受託
ー編集後はデータにて返却
ー編集の上での作業場の制約などは事前に説明
ー表紙の作成も可能

・自家発行の受託
ー当書店の設置する発行所より刊行
ー当書店の設置する発行所代行にて利用者の発行所より刊行
ー完成後は現品にて納品

  ・哲学カフェの主催(基本的な情報に留まる)
ー基本的に会費は無料だが、ワンドリンクオーダー以上は原則とする
ー場所は当書店に限らないが、離れすぎない場所をつど設定
ー人数の都合上、会員制
ー当書店で行う場合、開催時間中は貸し切りとする

  〇電子書籍の自家発行、及び代行
ー基本的には「■電子書籍について」に記した通り
ー雑誌形式と単行本形式と両方発行可能
ー電子・紙媒体含め、Web店舗を展開する可能性もあり

  〇イートインスペースの運営
ー当書店で販売している食べ物を食べたり、他から持ってきて食べたりできる。
ー店外には災害時ベンダー機能付き、あるいはチャリティ機能付きなど、社会貢献性の高い自販機を設置
ー未会計の雑誌、委託販売物、新聞を読むことはできない
ー学校に行っていない子どもが来ても責めない
ー椅子はなるべくくつろげるもの
ー利用者による配布物の設置希望などは随時相談を受付ける
ーイベント開催も応相談

  〇アートギャラリーの設置
ー絵、写真、原稿、書、一部民芸など壁に飾れるもの
ー開催イベントと関連付けるのも可
ー展示可能かは随時相談受付け
ー店内随所にて行うか、展示用の個室の設置、もしくはイートインスペース。
ー展示物のない期間は何も飾らないか、店主の創作物や原稿でも面白いかも?
ー展示物の汚損については罰則あり
ー撮影可能かは委託元の判断による

  〇イベント及びチャリティの開催

  ・イベントの開催
ー自家刊行物の刊行記念イベント
ー作家活動及び文化・芸術活動に関連するイベント
ー他の人の主催するイベントの受託も可能
ーワンドリンクオーダー制

  ・チャリティの開催
ー地域福祉のための募金活動(常設の募金箱など)
ー実施期間を決めて、売上のうち一定の割合を利用者の指定する国内地域へ募金する
ー遺品整理、断捨離、蔵書整理の相談会の実施
ーその他、地域の清掃の心がけ


■Webによる収益

  〇SNSを複数活用する
ー媒体によっては読み物の連載やWebショップ機能による販売も
(ー連載した読み物は自家刊行をふくめ書籍化も検討)
ーブログ等の情報をシェア
ー他の書店等、情報の紹介

  〇ブログの作成
ー入り口や一種のまとめ、あるいは紹介として設ける
ーアフィリエイト収入を得られればなお可
ー販売フォームの設置
ーオンラインショップへのリンク

  〇特定地域へのWebアンケートの実施によるニーズの把握
ーWebアンケートは他社に依頼するか、フォームをつど自作



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ーーフランチャイズ型コンビニ書店ーー


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  ー基本情報ー

■経営スタイル
コンビニチェーンの展開するフランチャイズ型コンビニ書店

■営業時間
深夜営業、早朝営業はなし

■販売物
・食品、惣菜、飲料、文具、日用品、煙草
・書籍、雑誌、新聞
・電子決済用プリペイドカード

■サービス
・ATMの設置、チケット発行やWebサービスの支払い等可能な端末の設置
・荷物の受け取り
・注文書籍の受け取り
・予約制テーブルの運営

■イートインスペースの設置
・スイーツ、コーヒー等の飲食
・端末の充電サービス

■ポリシー
・近隣に書店が少ないエリアに出店
・書店ゼロ自治体への出店も可?
・揚げ物は店内で加工しない
・深夜、早朝営業はしない
・週に一日、店休日を設定することもできる
・代金支払い方法はコンビニと同じ
・公共料金の支払いも可
・店内に音楽をかけないこともできる


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  ー書店設計図面梗概ー


■販売物

  〇食品、惣菜、飲料、文具、日用品、煙草
ー酒類等も販売可
ーこれら全体の量は少ない。現在のコンビニの4割以下の面積
ー飲み物を置くスペースはやや確保したいが、パンやスイーツなども重要
ー煙草は販売するが、喫煙は外で
ーゴミ箱は店内に設置

  〇書籍、雑誌、新聞
ー書籍、雑誌は全体の面積のうち、多くを占める
ー売れ筋は基本的に用意するが、店員が選書できる棚を必ず設ける
ー地域住民と共同での販売に関する取り組みなども可
ー地域需要にあわせた品揃え
ー各店ごとに個性の違いを出せるよう選書する

  〇電子決済用プリペイドカード
ー各種プリペイドカードを用意
ー店内面積確保のため、カウンター後ろへの設置も可


■サービス

  〇ATMの設置、チケット発行やWebサービスの支払い等可能な端末の設置
ー基本的に端末は既存のコンビニ店舗にあるものと同一
ーその他、独自の端末として本の在庫検索、発注が可能な端末を用意する
ー端末より雑誌の定期購読の申込みも可。買い切り商品等、要説明商品にはポップアップ
ー端末より購入の場合、到着時注文品汚損による交換については受付電話番号を注文書に記載
ー端末から本を発注する場合、カード決済や電子マネー決済の他、受取時支払も選択可
ーコピー機は設置しないが、USBからの印刷は有料でできる印刷機を設置
ーWi-Fiスポットとするかは要検討。セキュリティ上の問題は訴訟リスクがある……?

  〇荷物の受け取り
ー書籍以外にも荷物の受け取りが可能
ー店舗によっては郵便ポストの設置や郵便商品の委託販売も可
ー荷物発送もできる
ー国際便については条件等の煩雑さがあるため要検討

  〇注文書籍の受け取り
ー店内端末から発注した書籍を受け取り可
ー自宅より発注した書籍の受け取り店舗とすることも可
ー雑誌の定期購読の場合、同じチェーン内で受取店舗のつど変更も可能(変更の場合つど申込み)
ー店内で購入した商品の配送も可

  〇予約制テーブルの運営
ー営業利用もできるが、個室ではない
ー個人席もあり
ー飲食も可
ー予約時間は15分~2時間程度
ー料金は15分×100円以上(要検討)
ーイートインの一部だが、パーテーションにより分けられている
ー利用年齢については要検討。小学生の学習・読書机としても面白いが……
ー学校に行っていない子どもでも利用拒否しないことを原則としたい
ーテーブルにはカップホルダーがあり、荷物をいれるバスケットがあれば望ましい
ー店内検索用端末、もしくはオンライン、店内カウンターより申込み可。支払いは予約時
ー私語については禁止しない。音楽をかける、光を点滅させる、香を焚く等は禁止
ー書籍を含め、店内販売物は会計後に持ち込み可。開封も可能。原則的に汚損は自己責任
ーイートイン利用者と共通の洗面台を設置。鏡あり
ーコンセントあり
ー盗難やマナーによるトラブルについて店舗は責任を負わない


■イートインスペースの設置
ーイートインスペースの利用は無料

  〇スイーツ、コーヒー等の飲食
ー店内で買った商品を食べられる
ーコンビニで売っている商品と同じ
ーレンジあり

  〇端末の充電サービス
ーコンセントより充電可
ー有料の急速充電器も設置


■ポリシー

  〇近隣に書店が少ないエリアに出店
ー既存書店との競合を避ける。書店文化の活性化として重要

  〇書店ゼロ自治体への出店も可?
ー営業主の判断による

  〇揚げ物は店内で加工しない
ー匂いが強く音もするため

  〇深夜、早朝営業はしない
ー一定の需要があるかも知れないが、営業の場合、電子管理された無人店舗としたい

  〇週に一日、店休日を設定することもできる
ー営業主の判断による。継続性の面、参入の面で大事かと考えた

  〇代金支払い方法はコンビニと同じ
ー利便性は重要

  〇公共料金の支払いも可
ー利便性は重要

  〇店内に音楽をかけないこともできる
ー営業主の判断による



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ーーお金のことーー


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さて、最後にもし本当に書店を開業するなら、という場合にかかるお金について試算されたWebサイトのリンクを貼り付けします。
これは書店を幻想するという創作の試みですが、実は実際に書店を開業するとこんなにかかります。
幻と対置することで、読者の頭の中にできた一つの「街」を活き活きとさせるため、開業に必要な金額を考えてみることにします。
書店という文化が続いていくということは、大変なことでもあるのです。

書店を開業するとき、した後の予算はどれくらい? ~PART1
 出版流通学院のWebサイトです。




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管理人から

最後に、書き終えての感想の代わりに、2020年11月18日に書いた感想へのリンクをこちらに貼り付けます。
アーカイブからも入れますが、こちらからもよければどうぞ。

【更新】「書店幻想」ページを更新しました。(2020年11月18日)

「書店幻想」を一通り書き終えて(2020月11月20日)

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noteに連載していた「本の栞」本編が完結しました。(2020年12月14日加筆修正)

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