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実際に展開され始めているコンビニ書店のこと。

  Impress Watch の2020年12月22日の記事「ローソンが「マチの本屋さん」を目指す理由。書籍販売は伸長」で、コンビニと併設で展開される書店が紹介されています。記事によると現在は埼玉県、神奈川県、広島県にあるそうです。併設で展開というのは、地元書店とタッグを組んでコンビニ書店を展開をしているためですが、飽くまで店舗はローソンだそうです。

 コンビニが主たる店舗なのか、それとも書店が主たる店舗なのか、気になりますが、書籍の販売は伸びていて、特に近隣に書店がない地域では住民にも喜ばれているそうで、書店文化の維持発展、出版文化の維持発展という社会的な課題に「コンビニ」という側面からアプローチをしています。これは参入しやすいばかりでなく、書籍の売上のみでは経営が厳しい場合に、その土地の書店が持続していくことができるという点で、画期的です。

 私は品揃えも気になっていて、新型コロナ感染症の感染者数が過去になく増えている現況がある程度落ち着いたら、どこかの店舗を訪問してみようかと考えています。

 他に、「「山あいの書店は人口8000人の田舎町を支えるAmazonだった」ウィー東城店@広島」という記事からも、現在の書店が経営面で持続していくための試行錯誤の取り組みが読み取れます。やはり書店は必要であり、しかしただ必要であるばかりではなかなか経営を続けていくのも難しい現状があることが、大きな課題でもあるようです。
 こちらの記事はローソン書店とは逆に、書店を発想の基点として生活サービスを展開している広島の本屋さんの紹介です。

 本屋さんがあることは、その土地に知識のインフラの一つがあるということです。しかし書籍の売上のみでは経営が厳しい書店があることも実情で、このような新しい取り組みについて、私も注視しています。これらの記事を読んで、「書店幻想」ページの一部がすでに実現していたことに、ハッとしました。

 (※これらの記事は「共有」ページにても読むことができます。)

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「本の栞」別冊について

  これまで計画していたnoteのマガジン「本の栞」の別冊ですが、現在どのような形にするか検討を重ねています。有料配信とした場合、ホームページへのアップに関わる著作権の規定上の制約があることがわかりました。具体的には、掲載期限の上限をあらかじめ設定しなくてはならず、更新はできるものの、九人の作家全ての更新が難しい場合、課金をいただいたのに記事の一部を削除ないしは記事そのものを削除しなくてはならない可能性があることがわかりました。どのような形で別冊を執筆するか考えていますが、いま考えているのは「本の栞」出版の折に追加するという案です。(出版社さんとの打合せになるため、詳しくはまだわかりません。)当初予定より変更となってしまい、申し訳ありません。  12月15日頃、ブログを更新し、検討結果をお知らせいたします。(14日夜ブログを更新しました。12月8日の記事の修正です。 「noteに連載していた「本の栞」本編が完結しました。(2020年12月14日加筆修正)」 )  ※付記 2020年11月21日の記事 「 来年(以降)の創作活動について 」の内容を修正しました。 2020年12月2日の記事 「 私家版詩集のご予約について 」の内容を修正しました。 (下は、詩「耳ヲ澄マス水ノ輪デナイトイケナイノサ」を書いていた折の写真です。本の栞別巻の執筆風景ではありません。)

【更新】「書店幻想」ページを更新しました。

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メルカリShopsでの販売開始について。

小倉信夫私家版詩集刊行のお知らせ を更新し、メルカリでの販売終了と、メルカリShopsでの販売開始について、ご案内をいたしました。 今後、刊行物の直販では、メルカリShopsにて販売してまいります。 どうぞよろしくお願いいたします。