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「共有」ページに読売新聞の記事「「本の窓」ウェブ版に移行、講談社の「本」は休刊」を追加しました。Twitterにも書きましたが、やはり何か寂しいです。雑誌という、一種の人と人との縁を作り、生活を組み立て、その生活や縁をフィードバックしていく場がWebに移行するということは、Webによる情報をもとにした生活が、多くの現代日本人の送っている生活だということを示唆している気がします。
もしかすると作ることとフィードバックすることが、Webの世界においてある程度満たされているという……
一方で、コロナ禍は人の購買行動に大きな変化を起こしました。大手プラットフォーマーの提供するWebサービスから離れる人が増えたという印象を持っています。つまり、リアル世界でとる地域性のある行動(ウィンドウショッピングもそうかも知れません。)と似た行動が見られる気がしていて、それらはいままで大手プラットフォーマーの提供するWebサービスと、リアル世界における地域性のある行動とで、天秤の釣り合いをとっていた人たちが、Webサービスの中にあるローカルさに目を向け始めたような感じがしています。
これまで小規模だった様々なWebショッピング等のサービスの躍進から印象するのみですが……
今後、Web産業に規制が入るとすれば、それは同時により成長を促す規制となるかも知れず、一方でリアル世界での縁とフィードバックを取り戻していく動きになるのかなぁ、と考えています。
そんな思いを抱かせるニュースでした。